2014年11月30日日曜日

お先に体験『カルチュア・マリアージュ』 ――ツタヤの GoogleGlassコンセプトの先行実験と考察

2014/12/22追記:
ITmedia さんに企画のレビュー記事が載っていました。
だいたい私が予想した感じの仕組みのようですね。
実験結果もこの記事後半に書いたとおりになることでしょう。

 本年12月中旬、TSUTAYAさんが Google Glass を使った実験施策『カルチュア・マリアージュ /Culture Mariage』を行うそうです。

カルチュア・マリアージュの詳細はオフィシャルサイトをご参照いただくとして、当サイトでは
まだ実施されていないこの施策と同等のアプリを速攻開発
して、
施策で得られるであろう課題や知見を実施前に明らかにしてしまおう
と思います。

Google Glass の知見が十分にたまっている筆者だからこそできる、渾身の記事です!



■カルチュア・マリアージュの企画概要

ツタヤさんの企画をかんたんにまとめますと、なんらかの本 と相関性の高い なんらかの音楽 を提供する と。
そして、このあたりの相関性については、ツタヤさんならではのビッグデータを活用すると。
詳細はオフィシャルサイトを見ていただきたいですが、だいたいそんな感じです。

<ここから想像される仕様>
・Glass を経由して「とある本」を検知すると、相関性の高い音楽を Glass から流す

・本来は「相関性の高い音楽」をビッグデータから導き出す必要があるが、今回は技適の関係で『今回の施策で用いられるGoogle Glassは、電波が飛ばない仕様にカスタマイズされたものとなります。』とある
 したがって、体験者本人向けにあからじめカスタマイズしたアプリを Glass にインストールしておく (「とある本」や「相関性の高い音楽」のデータを埋め込んでおく)

  ※『事前応募当選者以外のご来場の方々につきましても、簡易的な体験であればお楽しみいただけます』とあるため、埋め込んでおくデータが違う以外は 当選者 と それ以外 とで変わる点はなさそうです

・「とある本」の検知方法は
  a. 本の表紙画像認識
  b. OCR による本のタイトル文字
  c. 本のバーコード
  d. RFID などのタグを活用  ←電波を扱うため今回は対象外と思われる
 が考えられるが、おそらくは a. でなかろうか

  ※b. は a. よりも誤認識が多いのではないかと想定
   c. は、確実な反面、ユーザーがいちいち本を裏返す必要がある

・なお「購買」については、今回は Glass に保存したファイルを使って人手を介して実現しているはずなので、筆者の実験では対象外とする



■さっそく、準備する
想定仕様がまとまった (実際には違うかもしれませんが・・・) ので、さっそくアプリとデータを用意しましょう。


「ビッグデータ」部分は Glass 自体とはなんの関係もないため、今回は 手近にあった本 と パソコンに取り込んであった音楽 を使いました。

アプリについては 15分くらいで開発したもの を使います。
15分は普通に考えれば速すぎなのですが、そこは筆者がダテに『日本初の Glasswareデベロッパー』などと名乗っていない理由でもあります。

筆者は "exnote [エクスノート]" という「なんらかのタイミング」に「なんらかのデータを提示」するという非常に汎用的に使える Google Glass 用のアプリ (Glassware) を開発しており、これのカスタマイズで済ませました。



■さっそく、やってみた
Glass でアプリを起動した状態で、興味のある本を手に取ります。

※この写真は、あなたの目で見えている視界と考えてください

・・・すると、本を認識しました!

※Glass の表示は、あなたの視界の右上に表示されます

Glass の表示を拡大すると、このようになります。
本のタイトル "ガンダム THE ORIGIN 23" と、おすすめ曲 "StarRingChild" が表示されております。
写真では分かりませんが、このとき、Glass から実際に "StarRingChild" という曲が流れております。

※どうでもよい情報ですが "StarRingChild" は ガンダムUC の曲です
おそらく、ツタヤのビッグデータでも、かなり高い確率でマッチするのではないでしょうか


こんどは、手に取る本を変えてみましょう。

すると・・・
本のタイトル "銀灰のスピードスター 1" と、おすすめ曲 "B-Bird" が表示されております。
やはりこのとき、曲も流れております。

※どうでもよいですが、ポルシェターボ といえば ブラックバード ですよね


これが『カルチュア・マリアージュ』を想定して筆者が用意した Google Glass 用のアプリ (Glassware) です。



■考察
さて考察ですが、二通りで考察いたしましょう。

1) 実験施策時点(=Glass が普及していないとき) に対する考察
2) Glass が普及したときの考察


1) 実験施策時点(=Glass が普及していないとき) に対する考察

ありそうな課題から列挙してまいりましょう。


◆Glass 初体験ユーザーの Glass への習熟に時間がかかる
Glass はスマートフォンなどと違って一癖あるため、体験者が実際にサービスを使えるまでに時間がかかります。
 →単位時間あたりで体験可能な人数が限られる

◆ただでさえ用意できる Glass の数が限られる上、視力の悪い人に合う Glass となるとさらに少なくなる
現状の Glass は約15万円かかるため、数量の用意が大変です。
さらに、メガネをかけている人は通常の Glass を使うことができません (画面が見えません ※)。
 →単位時間あたりで体験可能な人数が限られる

 ※何種類もの 度入りレンズ付きフレーム装備のGlass を用意しないと対応できない (そこまでしても、全員の視力に対応できるわけではない)。

 ◆バッテリー持続時間 と 使い勝手 のトレードオフ
実際のサービス内容がどうあれ、「体験者が気に留めた本」をアプリ側で正確に認識する必要があります。

このときに
 常に認識処理を動かしておく

 体験者の操作で認識処理を動かす
か、
いずれにするかで Glass のバッテリーの持続時間が変わります。
 →前者だと、バッテリーを食う反面、特別な操作が不要なため使い勝手は上がる
  後者だと、バッテリーを食わない反面、特別な操作が必要なため使い勝手が下がる

◆本の誤認識 と使い勝手 のトレードオフ
「体験者が気に留めた本」をアプリ側で認識する技術的な方式は、先に述べた (a 〜 d.) とおり複数考えられます。

書店である以上、たくさんの本が陳列されているはずです。
このような状況下で、体験者が気に留めた一冊の本だけを Glass 側のアプリで正確に認識する必要があります。

このときに
 Glass のカメラが捉えている本の中から一冊を選び出す

 体験者に本の表紙を Glass の目の前にかかげてもらう

 体験者にバーコードを Glass の目の前に掲げてもらう
か、
などなど、いろいろな方式が考えられますが、技術的ハードルが高かったり、体験者の使い勝手が悪くなったりします。
技術的ハードルが高い方式は、総じてバッテリーを食うものにもなりがちです。
 →使い勝手とバッテリーの減り具合を考慮した方式にする必要があるが、おそらく使い勝手は多少なりとも犠牲になったサービスにせざるを得ない

◆Glass の熱量
体験者は言うことでしょう。
「耳の上がなんか熱い」と。
 →熱を低減させるためには処理量を少なくする必要があり、これは使い勝手に影響する

◆Glass の充電
企画の担当者は言うことでしょう。
「充電がなかなか終わらないから、人を待たせてしまっている」と。
 →スマホ用のモバイルバッテリーと Glass を常時接続しておくことで対策可能

◆首が疲れる
アプリの作りによる部分もありますが、広島での Glass 実験 においては「首が疲れる」という体験談が多かったそうです。
Glass をモバイルバッテリーなどと接続せず、かつバッテリーを持たせるようなアプリ設計にしている場合には、体験者はアプリを起動するために頭を上向きにする必要があります (Glass の操作説明はこちらを参照)。
 →Glass 未体験者が短時間で慣れるのは難しい


総じて、
・企画者にとって、回転が悪い
・体験者にとって、使い勝手が悪い
とまとめられるかと思います。


ただし、否定的な見解が並んだものの、この施策がイマイチかというと――意外なことにそうでもありませんでした。

選んだ本によって、なんらかの関連性の高い音楽が聴こえるというサービスは、いままでにない新たなエクスペリエンスを提供するものであると感じました
しかも、これはユーザーからより多くのお金を引き出しうるという意味で、小売店舗として希望を持てるサービスであるとも考えられます。



2) Glass が普及したときの考察

さて、1) では Glassを借りてサービスを受ける ときの課題等を整理しましたが、こんどは 自分のGlassを使ってサービスを受ける ときを考察いたしましょう。

このような状況下では、1) で挙げたような 人の回転率 にかかわる問題は無視できます。
また、そのころには Glass 自体の性能もいまより向上しているでしょうから、使い勝手の向上 も見込めます。

・・・おや?
Glass に起因する懸念は、あまりなさそうですね。これは筆者も意外でした。
となると、しいて言えばこれでしょうか。

◆Amaz●n のようなオンラインショップとの戦いとなる
小売大手のテスコが バーコードを読み取って商品を販売する Glass のサービスを手がけています。
Glass 等のスマートグラスが普及した暁には、このようなサービスに Amaz●n などが即・参入してくる可能性があります。

スマートグラスを使うと、店舗に陳列された商品の値段をオンラインショップの値段と比較しやすくするサービスなどが実現できます。
つまり、スマートグラスを通して陳列された書籍を見ることで【より安価な電子書籍版】を提示するサービスや、書籍と相関性の高い音楽の【より安価な電子版】を提示するサービスなどが考えられます。

もはや Glass の問題ではなく リアル店舗 と ネット店舗 の戦いですね。
これ以上は主題から離れすぎるため、やめておきましょう。


■まとめ
いかがでしたか。
12月中旬にツタヤさんが実施する実験が楽しそうであったため、実際の仕様を想定して自分で実験してみました。

データも自分で用意しているので、アプリを使って得られる結果は自分が予定しているとおりでした。
が、それにもかかわらず、意外なことに楽しかったのが特筆されます。

実際の『カルチュア・マリアージュ』にご興味のある方は、ぜひ応募してみてください。
12/2 まで応募を受けてつけているそうです。お早めにどうぞ!
# 当選するか分かりませんが、筆者も応募済みです。わりと興味津々です。
# 落選しても、絶対簡易版の体験に行く!!


ーーー
筆者は Google Glass をはじめとしたウェアラブルデバイスに関するコンサルティングや企画・開発を承っております。
お問い合わせ等ございましたら、ブログ右側の ■著者に連絡■ よりご連絡頂けますと幸いです。


2014年11月9日日曜日

【GoogleGlass】XE16(KitKat) 以上での機内モード設定ツール

よかったー、ブログにつながるようになりました。
ずいぶん大規模な障害だったなぁ・・・

というわけで、なんか嬉しい事があったときに公開しようと思ってとっておいたネタでもやりましょうかね。
ずばり Google Glass で機内モードを設定しよう (電波的な対策) です。



Glass が KitKat化(XE16/Android4.4) するまでは私の機内モード設定アプリにて機内モード設定できたのですが、XE16以降 (いまは XE22 ですね) では使えません。

ではどうするかというと、
「アプリがダメなら adb 使えばいいじゃない」
ということで、adb 経由で機内モードを設定すればよいのです。もったいぶるほどの話じゃない。

・・・これを、いまのいままで手動でコマンドを打っていたのですが、今日は重い腰を上げて、ツール化してみました (生の Windows 環境が手元にないので、Mac のみです)。


<機内モード設定方法>
Mac で
 airplanemode_on.sh.command
をダブルクリック。

<機内モード解除方法>
Mac で
 airplanemode_off.sh.command
をダブルクリック。



ツールの場所:
https://drive.google.com/file/d/0ByzS1YbMJUdIcUhlNHA5bmxCWEU/view?usp=sharing





# adb がない環境で試してないので、もし Mac で動かなかったら、教えてください・・・

2014年10月30日木曜日

【Ring】ワインがもらえるRingStore と Ring発送時期のめやす

Ring Store の期間限定オープンを記念した Ring のレセプションパーティーに参加して参りましたので、そのレポートです★

 レセプションパーティ会場

■Ring について

10/29(木)、表参道ヒルズにて Ring の日本でのお披露目が行われました。
記者発表などの模様が、本日の WBS でも取り上げられていましたね。
#  WBS では「米国ではもう販売している」と言ってましたが、ちょっとそれ違うよね・・・

 ログバー社のみなさま


Ring とは指につけて、ジェスチャーで「なにか」を動かすウェアラブル機器で、例えばこのように♪の形に指を動かすことで音楽を流したり・・・などができるものです。
もっとも、この記事を読んでいらっしゃる方は、基本的なことはご存知ですよね。

吉田CEOのデモの様子

この Ring ですが、すでにこちらで一般販売しております・・・が、
正確に言うと、一般販売を 受け付けて おります。

これがどういうことかというと、注文してもしばらくは発送されてきません
今現在 Ring は順次出荷中ですが、現時点では KickStarterで頼んでいる人の一部のみが受け取れている状態 となっております。
KickStarter 分の発送が終わるのがだいたい11月中を予定している (実際問題として、いろいろ結構大変で納期が読めないみたいです) とのことでしたので、一般販売分は12月以降の到着になるではと思われます (一般販売分よりもKickStarter分の発送が優先されるとのことです)。

欲しい方は首を長くして待ちましょう。


■Ring を体験する

さて、実際に Ring を体験できるのがこちらの RingStore
表参道ヒルズの通りに面したところにあり、ちらっと見ると宝飾店かな?と思うような外観です。
RingStore

ただし Store と名がついていても、その場で買うことはできません。
Ring を実際に体験できる場となっており、ランプをつけたりテレビを消したりできるようです。

ちなみに RingStore に来た 先着30名様限定 でスペシャルプレゼントがもらえるようで、おそらくは本日私もいただいた

Ringワイン
がもらえるのではと思います。
Ring に触れてワインももらえる(?) おトクな場所なので、ご興味のある方は是非どうぞ。
オープンは今度の連休までなので、お早めに。


■Ring と Glass について 

筆者としては Glass と連携するために注目している Ring であるため、Glass との連携状況についていろいろ伺ってきました。伺った内容の全部は書きませんが、いくつか書いておきましょう。

・SDK は現在提供されていない
・現状の Glass との連携は Mirror API 経由である
・Ring は BLE で動いているので、BLE の電波をハックすれば使えるかも
・BLE の仕様を公開する予定は、、、いまのところはないなぁ、、、
・SDK を提供するかどうかは、要望の量 や 資金状況 によると思う

また、吉田CEO と Glass と連携させるためにどのような SDK があったら嬉しいかとか、どのような使い方が考えられるかとかも話しました。
ふむふむ、やりたいことが増えたぞ。


■さいごに

Ring は技適を通過しているそうです。

 

ーーーー
パーティでお会いした方のうち数名の方が私の(ブログの) ことをご存知だったようで、大変ありがたい限りです。
時間がなくて当ブログは ちょっと思い立ったこと などしか書いていないような状況ではありますが、今後もなるべく意味のある情報を書き貯めてゆければと思っております。

また、パーティで私の Glass もひっぱりだこでした。
イベント会場等で私を見つけましたら、お声がけいただければ Glass をお貸ししますので、もし見かけたらの話ではありますがお気軽にどうぞ。


吉田CEOとツーショット
私が Glass をやっていることを微妙に知っていてもらえたようで、Glass 連携の話がスムーズにできてよかった






2014年10月25日土曜日

【Ring】表参道ヒルズにてRing Storeを期間限定でOPEN【10/30〜11/3】

昨日、筆者のところに Ring Storeレセプションパーティー への招待が届きました。
・・・Ring Store?

どうやら、表参道で Ring にさわれるそうです (ただし期間限定)。


レセプションパーティは 10/29 に招待者限定で行われるようですが、Ring Store 自体は 10/30〜11/3 の間で一般に向けのオープンとなるようですので、(三連休ですし) ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。



ちなみに、10/30 の朝はオープニングセレモニーがあり、先着30名様にスペシャルプレゼントがあるそうです★


なお、Ring の価格は $269.99、およそ30000円というところのようです。


2014年10月15日水曜日

【10/24セミナー】GoogleGlassアプリ開発スクール開設記念 Glass体験セミナー【参加費1,000円】

きたる 10/24(金) に、東京六本木にて Glass の体験セミナーがあるそうです。


初心者でもAndroid/GoogleGlass用のアプリ作成がマスターできる全10回のスクールを開設します。
今回はスクール開設にあたり、下記の内容で20名限定のプレセミナーを開催します。
①米国・日本におけるGoogleGlassの動向、アプリの事例を知るセミナー
②Glassアプリ開発スクールの説明
会場の都合で1枠20名限定、2枠の開催となっておりますので、早めの参加予約をお願い致します。
スクールは、11月より開催予定で、週1回3時間の授業を合計10回、99,800円で必ずAndroid/Glassアプリが開発できる内容になってお ります。アプリ制作に興味がある初心者の方から、GoogleGlassのアプリ制作に興味がある開発者の方まで楽しめる内容になっていると思います。

 →http://eventdots.jp/event/176406


どうやら有料のようで、かつ有料セミナーのアピールのためのセミナーのようですが、Glass を触りたいと考えている方には向いているかもしれません。


# なお現状定員20のうち、残席が20のようです。

2014年10月10日金曜日

Ring 一般発売はじまる。公式サイトには Google Glass との連携例も!

指輪型デバイスの Ringが、ついに一般発売開始のようです!
Kickstarter で申し込んだ人にはつい先日発送が開始されましたが、一般でも買えるようになったようですね。

 日本円にすると、だいたい3万円

公式サイトはこちらです: http://logbar.jp/ring/ja/






さて、公式サイトを眺めていて筆者が気になったのがこちら。
 
 ん・・・なんでしょう?
もう数日で筆者の手元に Ring が届くはずなので、届いたら調査してみようと思います!


2014年10月6日月曜日

【10/31 セミナー】Google Glass でウェアラブル体験会【募集終了間際】

今月末、2014-10-31(金)19:00 - 21:00 に東京で Glass の体験会があるそうです。


当日のスケジュール(予定)

  • 18:30 - 19:00 開場・受付
  • 19:00 - 19:50 中内氏によるプレゼン・実演
  • 19:50 - 21:00 Google Glass 体験会

詳細はこちら:
http://engcafe.doorkeeper.jp/events/16007


あと4名で募集終了のようなので、ご希望の方はお早めに!

※Glass は多いほうがよいかと思いましたので、私も参加します。

2014年9月27日土曜日

【ウェアラブルセミナー】ウェアラブルデバイス勉強会 東京 #1 議事録

昨日の ウェアラブルデバイス勉強会 東京 #1 の議事です。
(久々のエントリのわりに、完全に私のメモ書きです)

http://togetter.com/li/724156

2014年8月31日日曜日

【大ニュース】ついに Google Glass が日本語フォントを搭載!【日本展開近づく?】

大ニュースです★
Google Glass (XE20.1) がついに日本語フォントを搭載しました!


美しい。
いままでの Google Glass の画面を見慣れている身としては、これは大変な進歩に感じられます。
 
いままでのフォントがどんなだったかというと・・・こんな感じ。

そして最新の XE20.1 では・・・

・・・フォントのデザイン自体が洗練されたのもさることながら、角度の「角」の字を見れば分かるように、明確に日本の字に対応したことが分かります。


音声コマンドもこのように、きれいなフォントで見やすくなりました。
写真を撮ったり:

聞こえる外国語をテキスト翻訳したり:


って、「音声を翻訳する」は、私の extrans ですね。
音声を翻訳するという ほんやくコンニャク 的な機能が XE20.1 でついたのではなくて、extrans を入れていると出るメニューです。


そのほかに変わった点としては、たとえばこちら。

なんてことのないホーム画面ですが、「ok glass」と英語スペルになりました。
こないだまでは「オーケー グラス」だったので、かっこわるかったのです。


当然、各アプリでの ok glass 表記も英語スペルになっています。


また、「Glass を使っていると上を向きすぎて首がつらい」という話があるからか、首を軽く上下することでディスプレイが ON になる機能もつきました。


いままではヘッドウェイク角度を設定できたのですが、これを 10度 等にすると敏感すぎてバッテリー消費が厳しかったのです。
便利かどうかはしばらく使ってみなければ分かりませんが、大変よい改良だと思います。



私が extrans という翻訳アプリを作っていて感じたのは、
「フランスやイタリアよりも日本の方が早くリリースされるのでは」
ということなのですが、このように日本向けの対応が徐々に進んでいることからすると、本当にそうなるかもしれませんね。


2014年8月30日土曜日

VAIO type 505 EXTREME PCG-X505 で ChromeOS は動かない

ウェアラブルとまったく関係ありませんが、今日丸一日を棒に振ってしまったので書きます。
同じことを思い立った方は、このエントリを見て、作業を思いとどまりましょう。

VAIO type 505 EXTREME PCG-X505 で ChromeOS(Chromium OS Vanilla / Lime) は動きません。


まったく必要ない Chrome Book を作ろうと思い立った原因はこちら。
Windows XPパソコンにChromium OSをインストールして再利用する~Chromebookを作ってみよう~


結論としては、

Chromium OS Vanilla を入れると:
This kernel requires the following features not present on the CPU: 
pae 
Unable to boot - please use a kernel appropriate for your CPU.


Chromium OS Lime を入れると:
真っ黒画面

なお USBメモリを挿して起動するとカーネルパニック
Kernel panic - not syncing: stack-protector: Kernel stack is corrupted in: 8164025d
Pid: 1, comm: swapper/0 Not tainted 3.2.7 #1

となり、結局 X505 で起動させることはできませんでした。
# もしかすると、自分でソースからビルドすると違うのかもしれませんが・・・そこまでの熱意はないので確かめてません



紆余曲折が本当にいろいろありましたので、以下、ごちゃごちゃと一応載せておきますが、読む必要はありません:

<USBメモリで起動・・・できず>
USBメモリを用意して http://www.atmarkit.co.jp/ait/articles/1408/27/news046.html の指定通りにイメージを用意。
USBメモリを X505 に挿して電源を入れるも認識せず。
 →X505 がUSBブートに非対応

<1CD Linux からイメージ書き込み>
専用の CD-ROM ドライブ (PCGA-CD51/A; X505 は、このたぐいでないとCDブートできない)  で Knoppix (v7.2.0) でブート。
Chromium の .img を入れた USBメモリを挿して、以下コマンドのあとでマシン再起動。
すると冒頭のようなことになる。

fdisk -l
mkdir /mnt/usb
mount /dev/sdb1 /mnt/usb
cd /mnt/usb
dd if=<イメージファイル> of=/dev/sda

なお X505 は PAE に非対応なので、PAE 対応のイメージを使うと

This kernel requires the following features not present on the CPU: 
pae 
Unable to boot - please use a kernel appropriate for your CPU.
ということになります。

Lime のイメージはこちらにあります (ダメでしたが)。
https://docs.google.com/uc?id=0B4KkWCZjNd52T0gzM1o0X2xzOWs&export=download
 →ChromeOS-Lime-2237.0.2012_07_08_1610-rccf8f959.zip


2014年8月23日土曜日

【ウェアラブルセミナー】第5回 HMD ミーティング (東京) 議事録

初めて東京で実施された 第5回 HMD ミーティング に参加してまいりましたので、議事を載せておきます。

個人的な収穫は、ガートナーさんの予測と自分の予測がほとんど同じだったこと (exnote の方向性は間違ってない)
あと、ウェアラブルで有名な塚本教授とご一緒できたのが嬉しいです★

塚本教授とパシャリ (自慢です)


セミナー&懇親会を通して参加した感想としては、(ハードウェアでなく) 具体的なウェアラブルサービスの話がいまだにほとんど存在しないこと。
※「日本初のGlassware開発者」を名乗っている私としては、私の競争力が依然高いということが言えるというわけで、ありがたいっちゃありがたい話ではあります。

また、ガートナーの方に私の exnote の話をしたら納得してもらえたので、サービスの方向性が正しそうだという知見が得られたのも大きかったです。
exnote は、ある程度話さないと伝わらないという大問題があるので、そこはそろそろ対応しないとならない。。。


第5回 HMD ミーティング (東京) 2014/08/22 @リクルート サウス 24F
■子供の遊びを変える。 Moff 高萩さま

 
・Moff はアマゾンで予約販売を開始しました! 10月に届きますよ! 5000えん。
 みんな買おう!


・第一次ウェアラブルの波は終わった
  →Fitbit とかスマートウォッチ(AndroidWear 除く、だと思われる) とかのことである

・波が終わった理由:
  活動量計とかのデータをとっているが、ユーザの行動に変化を起こさない。
  まねされやすい。

・次の波が来るためには:
  ユーザ体験が明確であること
  得られたデータを人間の行動様式を変えるもの
  特別なテクノロジーやアルゴリズムでの裏打ちがあること

・いまの子供は、7.5時間/日 スクリーンを見て過ごしているような状況である
 子供の遊びには「体動かす」「顔と顔を合わせる」「イマジネーション」が必要であるのに・・・

・ウェアラブルは、シンプルなのが必要であろう。
  →めんどくさいキャリブレーションやペアリングを、いかに楽に実施させるかを Moff は考えている

・Moff は、いまのおもちゃ市場を置き換えようとして動いている
 なお子供の 29% がアプリで遊んでいるという統計がある
  →世界的にはアプリのせいでおもちゃシェアが食われている状況

・Moff は BluetoothSMART、9軸センサ でデータをアプリケーション側に転送し、センサー解析・パターンマッチングはアプリで解析し、その解析結果はクラウドに送ってため込んでいる

・Moff は、最終的にはモバイル版WiiだったりカメラがないKInectみたいな感じにしたいと考えている

・Moff で人間の動きの動作パターンを作ってライブラリ化して、開発者に使ってもらおう (SDK化) と思っている

・SDK化したものを、テクノロジー系でなく、おもちゃとかフィットネスとかそういう業界に展開してゆこうと思っている

・Moff で子供が遊ぶと、体が活発になって動くというのがわかっている
 メンタル的な面で落ち込んでいるときにこれをなにかできないかとか考えている (メンタルヘルス対策)

・Moff でユーザテストして毎回思うのが、10人中ひとりふたりが Moff で遊んでいると、その10人全員が活発になったりすることである
 みんなと遊ばない感じの子も遊ぶようになる

・MoffはAndroidに対応していないのか?
  →10月時点ではiOSのみだが、Androidも開発中である

・Moffはメモリの部分を妥協しているところがあるが、もっとメモリを増やしてデータを増やしてもっとスムーズに動かせるようにしたいと考えている

・Moffのハードスペックは公開しているのか?
  →加速度センサ・ジャイロセンサ・Bluetooth・CR2032と抵抗くらいである
   マイコンとメモリはモジュール式のものを採用している(それを極限まで使いまくっている)
   よって、Moff端末側での計算は「カクカク」してしまっている部分はある

・Moffは右手左手どちら用か?
  →右手左手両対応です

・Moffの音声の種類は何個か?
  →30個のうち、だいたいが子供向けだが、大人向けに楽器や、
   複数Moffで音楽同時セッション(もちろんエアーバンドみたいな感じですよ) できるように考えている

・Moffは、ハードは現状通りで拡張はソフトでやってゆくのか?
  →短期的にはそのとおり
   長期的には腕輪型である必要はないかなと思っている。もともとの発想はいろんなモノにタグ式のものくっつけて・・・という感じであった


■チップの話
(100%ソフトウェアエンジニアの私には関係ないので割愛、スイマセン)


■ウェアラブル市場動向  ガートナージャパン 蒔田さま


・ウェアラブル製品の世帯所有率は 米国25% に対して 日本は 10% である  2013/夏 調査
  →ウェアラブル製品: 活動量計、Bluetoothヘッドセット等 (Glass や AndroidWear ではない)

・日本はなぜ外国に後れをとるのか?
  →日本は Innovators(テックマニア) EarlyAdapters(ビジョナリー) をあわせて 20% しかいない
   代わりに Early Majority/LateMajority が 70% もいるようなひどい状況 (周りがやったら自分も、みたいな人ばかり)
   →小さい初期市場、リスクをとらない日本
    →日本では、新しいテクノロジーを評価し、リスクを負って改善・変革に投資する人口・企業が少ない

・ウェアラブル市場で先行したのはフィットネス・ヘルスケア分野だった
  →2014年 5000万台 が 2020年 2億台 になると想定 (大半がフィットネス・ヘルスケアとなるであろう)
   →ウェアラブルテクノロジーの定義
    ・一定時間体への装着を前提に設計されたもの
    ・ユーザー体験または健康状態を高めることを目的としたもの
    ・センサーまたは最低限の独立した情報処理能力
    ・ワイヤレス接続機能を有する

・なぜフィットネス系が今後5年のはやりなのか
  →ターゲットとバリューを考えたとき、特定ニーズにフォーカス or 一般的なフィットネスにフォーカス がある
   →前者は、ヘルスモニタリング や 睡眠の質 など、ソリューションとバリューが明確である
   →後者は、メタボ改善 や 健康ライフ支援 や 時間、心拍数、SNS連携 などはありうるが、現状は「計って集めて・・・どうすんの!?」という側面があって役に立ちづらい
    →ウォッチ系・グラス系はスマホを補佐するタイプになるという方向性が出ているが、これが【Early Majority/LateMajority  70%】に届くとは思えない
     →ソニーさん等と話した感じでは、業務系では数が出せないのでコンシューマー系にフォーカスしたいと思っている

・コグニザント・コンピューティングが導くウェアラブルの価値とビジネス機会
  →Sync Me(実現済み) > See Me(実現済み) > Know Me > Be Me
    Sync Me:個人の保有情報やコンテンツをクラウドへ。
    See Me:ユーザの基本状況や活動量、健康データの収集やモニタリング
    Know Me:ニーズ・欲求・特性・状況を理解し、適したサービス・商品・アドバイスを能動的に提示
    Be Me:構築された情報や規則性にも度付き、ユーザーに変わって簡単なタスクを実行

   →Sync/See Me の差別化
     デバイス:付け心地よく、扱いやすく見やすく精度の高いデバイス・情報収集技術が必要
     アプリ:収集したパーソナルデータを意味のある理解しやすい形に加工するアプリの提供

   →Know/Be Me のポイント
     エコシステム:複数情報源とビッグデータをうまく統合加工して提供するアプリ
     アプリ&サービス:データ解析によるアプリからのアドバイスや仮想アシスタントの実現

  Be Me の例) 事故があったから、上司との打ち合わせに「間に合うように早く起こしてくれる」
        事故があったけど、友達とのやぼ用なので「ちょっと遅れるとメールしてくれる」

  →Sync/See Me の段階: デバイス側でまだまだ改善の余地あり
   Know/Be Me の段階: より正確なデータ収集・解析能力が必須
               多くの場合、存在するデータを「意味のある情報」に変換できていない

・コグニザント・コンピューティングを実現するためのパートナーシップはどうする?
  ※画像参照

・課題へのアプローチ
  →「計って集めて・・・どうすんの!?」
   新サービスや価値を【Innovators(テックマニア) EarlyAdapters(ビジョナリー) 20%】にターゲットに売り込む
    例) バーチャルアシスタントのブランド化
  →プライバシー問題による普及の遅延
   データ収集に関する透明性・信頼性で自社を差別化
    例)送信データの選択権をユーザーに渡す等する (差別化になるやも)


■リクルートテクノロジーズのウェアラブルの取り組み  河村さま


未来レストラン
Lily


■ウェアラブルデバイスの最新動向  義久さま


・MetaSpaceGlasses 37万円
・東芝、ウェアラブル端末(活動量計)に参入 WERAM1100 8/20より 13500円
・Ring 開発元は Ring を ジュエラブルデバイス と読んでいるらしい
・エレガントなウェアラブル Elemon
・手の甲がディスプレイになる Ritot
  →一発ネタに見える by塚本先生
・Google X で、生体データをためこんで解析しようとしている (スマートコンタクトレンズ等を活用)
・スポーツのデータ分析にウェアラブル端末が活用されてきている
・Google Fit のプレビューSDK が公開された (パートナーとして Adidus, Nike, Intel など)


■塚本教授の連絡事項

・9/25午後に函館で交流会をやります
・HMDミーティング大阪 9/30
・10月以降のHMDミーティングは未定だが東京もやりたいと思っている
 話題提供があればお声がけいただきたい
・部品からサービスからシステムから社会からといろいろ統合してゆかなければならないので、人脈が必要になると考えている
・10/26大阪マラソンで、ヘッドマウントディスプレイを使ったウェアラブル実験を実施する予定であるが塚本教授が走るよ!



2014年8月19日火曜日

Google Glass と Android Wear の重さを比べてみた (なおバッテリーは Wear の圧倒的勝利)

今日初めて Android Wear を持って一日生活したところ、バッテリーが65% も残っているのに驚きました!

Glass と AndroidWear


Glass と比べると バッテリーの長持ち が明らかに違いますね。
Glass だとバッテリー不足という問題がどうしてもつきまとうのですが、Wear の場合は家に帰るまでバッテリーを心配する必要がなさそうです。

ふと思い立って重さを量ってみたところ 20g も差がありました。



【Android Wear 時計ひとつ】あたり【Glassひとつ半】というところでしょうか。
重量に占めるバッテリー量やらどのくらい処理を動かすかにもよるので一概に言えないところではありますけれども、Glass よりも Wear のほうがバッテリーがもつという点は、現在の Wear の優れた点と言えそうですね!

Google Glass 利用中のイメージ写真の作り方

Google Glass を使うと、このような写真を作ることができます。


これを「ビネット効果」といいますが、案外 Glass をお持ちの方も知らないようなので、やりかたを載せておこうかと思います。


<やりかた>
Glass のディスプレイになんらかの画面を映しておきます (この画面が合成されます)。

映しておいた画面が (Glass がバッテリーをけちるために) 消されてしまわないうちに、写真を撮ります。
シャッターボタンかウィンクで撮ってください (ok glass からだと、写真を撮る操作を合成することになってしまいます)。

撮ると ok glass のメニューを選べるので、選びましょう。

すると、いつもはない「ビネット効果」というメニューが!

「ビネット効果」を選ぶと・・・

このように、「撮った写真」に「さきほどまで Glass に映っていた画面」が合成されます★


Glass の使用イメージを見せたいとき等に使えるでしょう。


私がクリプトンさんに初音ミクの Glassware をお見せしにいったときは、飛行機で (もちろん機内モードですよ!) このような写真を撮りました♪


また、写真を撮っている画面をビネットにする・・・のを繰り返したりすると、こんな写真も。


有効活用してみてくださいね!

2014年8月13日水曜日

話題の指輪型ガジェット ”Ring” が9月末の初回出荷に延期、でもデザインほぼ確定!

日本人が開発している先進的ウェアラブルデバイスとして大注目の

指輪型デバイス Ring (Logbar社製)

が、残念ながらさらに一ヶ月延期となり、9/末の発送となってしまいました。

とはいえ最終的な製品の形も見えてきておりまして、欲しい気持ちをあおられるような美しいデザインになっております。




Ringは、指の動きでスマートフォンを操作する事のできるウェアラブルデバイスです。
初回出荷は 8月末(当初予定よりも1ヶ月遅延しています)で、いまから2か月後にはオーダーした人の手元に届く計算になります。

ただしこれは Kickstarter で資金協力した人向けの先行量産型とでも言うべきもので、店頭で購入できるわけではありませんのでご注意を。
(Kickstarter は既に終了しています)

ちなみに、気になる価格は1万円台 (Kickstarter での価格)。
一般発売の暁には、1万円台後半程度になるのではないかと筆者は予想します。


さて、この Ring ですが、対応スマートフォンは以下の通りとアナウンスされています。

<サポートされるスマートフォン>
・iPhone/iPad (iOS7)  ・・・Ringリリース時からサポート
・Android (4.4以上)  ・・・Ringリリース時からサポート 【今回のアナウンスで、最初からサポートされることが決定】

<サイズ展開>
以前のエントリをご覧ください



さて、筆者はこの Ring に大変期待しております。
なぜか?

・・・それは サポートされるスマートフォンがAndroid (4.4以上) であるためです。
Android4.4 といえば——もうみなさんお分かりですね?

期待して待ちましょう!




2014年8月5日火曜日

Google Glass を持ってなくても Glass気分!? 公式アプリ "MyGlass" が日本でもダウンロード可能に

いつの間にか MyGlass が国内でダウンロード可能となっていました。


MyGlass とは、Google Glass と連携して動作するアプリです。
Glass をセットアップしたり、ペアリング済みの Glass が存在する場所を表示したり、Glass の画面をスマートフォン上で見たりすることが出来ます。


これまでは国内でダウンロードできなかったものですが、だんだんと日本でのリリースに近づいている感じがいたします。

実際、いまとある Glassware を開発中なのですが、Glass を触っているとフランスなどの西欧よりも日本の方が先にリリースされるのではと感じることもあり・・・
秋くらいには日本でも出るのかもしれませんね。

2014年7月30日水曜日

【開発TIPS】Permission Denial: starting Intent { flg=0x10008000 cmp=<パッケージ>/.ActivityMainMenu } from null

Glassware の実装中に以下のような例外が発生しました。
症状としては、LiveCard をタップしてもメニューが表示されないという状態でした。

07-30 00:28:39.729: W/ActivityManager(514): Permission Denial: starting Intent { flg=0x10008000 cmp=<パッケージ>/.ActivityMainMenu } from null (pid=-1, uid=10036) not exported from uid 10092
07-30 00:28:39.729: W/ActivityManager(514): Unable to send startActivity intent
07-30 00:28:39.729: W/ActivityManager(514): java.lang.SecurityException: Permission Denial: starting Intent { flg=0x10008000 cmp=<パッケージ>/.ActivityMainMenu } from null (pid=-1, uid=10036) not exported from uid 10092
07-30 00:28:39.729: W/ActivityManager(514):     at com.android.server.am.ActivityStackSupervisor.startActivityLocked(ActivityStackSupervisor.java:1201)
07-30 00:28:39.729: W/ActivityManager(514):     at com.android.server.am.ActivityStackSupervisor.startActivityMayWait(ActivityStackSupervisor.java:756)
07-30 00:28:39.729: W/ActivityManager(514):     at com.android.server.am.ActivityManagerService.startActivityInPackage(ActivityManagerService.java:3312)
07-30 00:28:39.729: W/ActivityManager(514):     at com.android.server.am.PendingIntentRecord.sendInner(PendingIntentRecord.java:252)
07-30 00:28:39.729: W/ActivityManager(514):     at com.android.server.am.PendingIntentRecord.send(PendingIntentRecord.java:192)
07-30 00:28:39.729: W/ActivityManager(514):     at android.content.IIntentSender$Stub.onTransact(IIntentSender.java:64)
07-30 00:28:39.729: W/ActivityManager(514):     at android.os.Binder.execTransact(Binder.java:404)
07-30 00:28:39.729: W/ActivityManager(514):     at dalvik.system.NativeStart.run(Native Method)
07-30 00:28:39.736: W/AudioFlinger(124): uid 10022 tried to pass itself off as 10013



おかしいなと思ったら、AndroidManifest.xml の指定を以下のように変更したら例外が出なくなりました。

        <activity
            android:name=".ActivityMainMenu"
            android:theme="@style/MenuTheme" />


                ↓

        <activity
            android:name="<パッケージ>.ActivityMainMenu"
            android:theme="@style/MenuTheme" />



あれー?
. の省略記法が効いていない???

ちなみに Service の方は .の省略記法が効きました。


環境:
Glass XE19.1
Glass Development Kit review API19 Rev8



2014年7月26日土曜日

画期的な折りたたみ式 Google Glass フレームの発売・・・が危うい【RIL Eyewear】

現在 KickStarter で「折りたたみ式の Glass フレーム」が出資を募集しています。

締め切りまで、記事執筆時点であと5日間となっておりますが全然出資金が集まっていない模様(ちなみに筆者は、裸眼なので出資していません)。
画期的ではありましたが、あまりユーザーの心には刺さらなかったようです。


実際、私が買うとしたらこちらのようなねじ込むタイプでしょうか。

これは Rochester Optical の製品ですが、実際に日本で使っている方もおられます。
このほかにも RX-Glass やら福野さんが作ったものやら、ねじ込むタイプ(※) の方が普及するのかもしれませんね。

※ねじ込むタイプ= Google自身は「シェード(サングラスみたいなもの)」を付けています。




2014年7月23日水曜日

【Glassware】はやりの Yo! 的機能を Glass で作ってみたけど、開発8時間は嘘だよきっと。【exnote】

ぐちっぽいタイトル?
まぁそうですね、ぐちですからね・・・


というわけで(どういうわけだ?)、みなさま Yo! を送るだけというアプリをご存知でしょうか。
筆者は、このようなシンプルなコミュニケーションツールは Glass にこそ向いていると考えておりまして、このたび Yo! を送る機能を Glass で作りました (Yo アプリとは関係ありません)。
スマホないし Glass から、Yo! とだけ送られてきます

この機能はサーバーを用意しなければならないはずで、アプリ側とサーバー側を8時間で実装しきれるとは思えないのですが、8時間の内訳ってなんなのですかね・・・


と、ぐちはこのあたりにいたしまして、私が開発した Glassアプリ (Glassware) をご紹介いたします。
exnote [えくすのーと]” と名前をつけました。



さっそく Google Glass Info さんにも取り上げていただきましたので、説明をそちらから引用:
グーグルグラス専用の“魔法のノートアプリ”exnote(エクスノート)が公開された。このアプリはグーグルグラスのハンズフリーの操作性を活かし、ユーザーが本当に必要な情報を、必要なタイミングで通知する機能を持つもの。


例えば、このように銀行の看板を見て暗証番号を思い出したり、スーパーに近寄ったら買い物リストが表示されたり・・・等、欲しい情報がノートからすっと出てくるようなイメージで開発しています。

くわしくは、こちらのスライドをご覧いただいた方が分かりよいかと思います。



そして、冒頭のお話に戻りますが・・・
exnote には「テレパシー」と題した定型メッセージ送受信機能を設けています。
Yo! だけでなく、Hi! と Boo! から選ぶことができます。

まだα版ではあるものの、Glass でなくて Androidスマホでもご利用いただけますので、ご興味のある方はお試しください。いまならいいアカウント名が取れますよ!

なお私のアカウント名は akita です。
テキトーに送っていただいて構いませんが、1日中 Boo! を送ってくるとかは勘弁してください。ブロック機能はまだありませんから。


<その他の画面キャプチャ>